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オーストラリア留学ガイド

教育の特長とシステム

バックグラウンド

オーストラリアは歴史的にとてもイギリスに近い国。独立国家として機能しており、国民の選挙による議員議会制民主主義を採っていますが、同時に、イギリス女王を元首とする立憲君主国としても知られています。その背景には、1770年にスタートしたイギリスの植民地としての歴史があります。そのため、オーストラリアではイギリス英語を基盤とし(若干のアクセントはありますが)、教育システムもイギリスの教育方針を元にしています。

オーストラリアでは、イギリス文化と原住民であるアボリジニの文化、そして古くから多くの移民を受け入れていたため、4人に1人が他国の国籍を持っています。そんな人々が協力して作り上げ、文化を融合して成りたたせたオーストラリア文化は独特です。肌の色、瞳の色、髪の色、食の趣向、生活習慣、言語。これらの違いはオーストラリアでは問題になりません。それはオーストラリアに暮らす誰もが、相手の持つ歴史と文化の伝統を尊重し、また、自身の歴史にも誇りを持っているからです。そのため、オーストラリアの国民性はとてもフレンドリーで暖かく、誰とでも気さくに挨拶をすると広く知られています。また、オーストラリア人は家族や友人との時間と大切にし、仕事とプライベートの境界線にはっきりとラインを引いた生活を好みます。

自主性を育む教育

オーストラリア教育の最大の特徴は、日本のような「暗記」を目的とした教育方針ではなく、学生自身に意見を持たせ、それをテーマに物事を考え、クラスメートと話し合い、授業の中で得た知識をどのように現実社会に応用していくか、に重点を置いています。それは、幼少教育の頃から少しずつ学んでいき、専門学校や大学にたどり着いた時に、それまでの知識が最大限に生かせるようデザインされたものであり、一貫した流れのある教育システムです。

学生が「自主的に考える姿勢を育むようになること」を想定した教育ですから、オーストラリアの学生は早いうちから大学での専攻科目を意識しつつ、高校での科目を選んでいきます。学生は興味や将来の目的に合った授業をフレキシブルに選択し、それまで育んできた幅広い知識を身につけた上で専門学校や大学・大学院に進み、テーマに即し探求を深めながらハイレベルな学術性と専門性を磨きます。

通常、新学期は1月末(大学は一般的に2月末)から始まり、12月から翌年の1月にかけた期間が夏休みになります。

教育制度

オーストラリアは州が6つ、テリトリーが2つあり、州によって教育制度が異なります。教育政策全般は連邦政府によって総括されていますが、これに影響されるのは大学教育(専門学校含)のみです。

小学・中学・高校は、各州の教育行政部門の管轄となっています。これらは「小学校が6年生になるか7年生になるか」といった、教育内容だけではなく目に見える部分での違いもあります。通常、授業の内容はクラスを受け持つ教師が資料などを作成し、授業をリードしていきます。

教育資格システム Australian Qualifications Framework (AQF)

オーストラリアでは、国内で取得した資格・学位や単位は、国内であれば別の学校でも認定されます。そのため、途中で別の大学を編入したり、専門学校を終えた後にその資格を持って別の州の大学へ進学・編入したりと、非常にフレキシブルに自分の望むコースや進路を選んでいくことができます。

もちろん、編入する際に必要とされる単位が足りない場合、編入できたとしても編入先の大学で何科目か余分に受講しなければなりませんが、日本のように、編入の際にインタビューやテストなどを必要とされることはほとんどありません。学生は好きな段階で、希望するコースを提供している大学に編入することができます。
ただし、オーストラリアの国自体、日本と比べると非常に広い大陸なので、一ヶ所に落ち着いた後に引越しするのは大変かもしれません。また留学生の場合、コース途中での編入にはビザのregulationなども数多くありますので、引越し準備の前には必ず確認してください。

留学生保護システム

この法律の具体的な内容ですが、まず、留学生を受け入れる教育機関は政府へ登録をしなければなりません。そして、政府は登録を申請している教育機関が提供する教育内容、教材、施設設備、サポート体制など、さまざまな視点からクオリティを査定します(ただし、授業で使う教材は教師が作成してます)。

こうして、無事に政府の査定をクリアした教育機関のコースには、CRICOS(Commonwealth Register of Institutions and Courses for Overseas Students)という登録番号が与えられます。逆に言ってしまえば、このCRICOSの登録がない機関は、法律上認められていない機関となるので注意してください。

なお、留学生はhttp://cricos.dest.gov.au/にて、オーストラリアの教育機関が提供しているコースの検索をすることができます。

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